PROJECT 01トレーニングマシンの選定

氏名 ISSEI
所属 ジム事業部

▼プロジェクトの背景、目的

 新規店舗を出店をしていく中で「お客様によく使われるマシン」と、「あまり使われていないマシン」があることに気づき、必要なマシンとそうでないマシンをユーザー目線に立って選定し、より利用しやすい環境づくりを追求するために、プロジェクトがスタートしました。もちろん、ただ人気の高いマシンを選定するだけでなく、お客様がどのようにマシンを使うのかを考えてレイアウト設定もしています。安全で快適な動線の確保に加え、お客様同士の視線が被らないレイアウトなど、多くのお客様に気に入っていただける施設づくりを目指しています。「カラダを動かす喜びを、すべての人々に」そして、「ユーザーや世の中のプラス1」となれるよう、このプロジェクトを通じて「世の中から必要とされる施設づくり」をしていきたいと考えています。

▼直面した課題や困難

 通常業務(パーソナルトレーナー+店舗運営業務)と並行して本プロジェクトに携わっていたため、漏れがないようにタスク管理を徹底することが大変でした。また、一度で多くの金額を動かすプロジェクトなので、何度も図面とマシン台数を照らし合わせ、発注ミスがないように注意をしていました。さらに、ただ人気のあるマシンを入れるだけなら簡単ですが、人気のあるマシンはコストも上がるため、コストパフォーマンスに優れたマシンを選定する必要があります。物価上昇が著しい昨今の経営環境では、価格交渉も重要なタスクとなります。
 実際にマシン搬入の当日になっても、当初は想定していないイレギュラー対応が生じることも多いです。マシン位置の調整や足りない備品、初期不良品の確認など、抜け漏れなく対応するために、臨機応変な対応が必要となります。また、実際にそのメーカーのマシンを触らないと分からないものも多いので、導入前後は可能な限りそのマシンを使うことを心掛けています。
 最初は何から手を付ければいいのか、何をすればいいのかも全く分からない状態からスタートしましたが、上司の方や取引先の方々に親身になっていただき少しづつ成長できたと感じています。まだまだ力不足ですが今後も本プロジェクトに携わっていきたいです。

▼達成した成果や学び

 企画検討などの準備を重ね、図面で見ていたものがマシン搬入を終えて店舗が完成した時は大きなやりがいと達成感を感じました。今後も店舗が増えていけばいくほど、より多くの人たちにカラダを動かす喜びを伝えられると思うとワクワクしています。
 さらに、パーソナルトレーナーのみならずビジネスマンとしても成長できたことを実感でき、フィットベイトが理想としている人材像である「ハイブリッド人材」に一歩づつ近づけているのではないかと思っています。

PROJECT 02クリエイティブプロジェクト

氏名 TAKUMI
所属 ジム事業部

▼プロジェクトの背景、目的

 私は元々美術大学でデザインについて学んでおりましたが、当時から興味があったことには進んで挑戦をしており、その中でフィットネスに出会い、フィットネス業に携わりたいと思うようになりました。フィットベイトに入社した時は美術大学で学んだスキルを使うことはないと思っておりましたが、自社のチラシやポスターなどの広告を作成させてもらうようになりました。
 外部業者に発注する際、求めるデザインなどの要望に関して細かいニュアンスなどが伝わりづらかったり、手数料などのマージンが発生するためコストが上がるという課題がありました。しかしそれを内製化できると、スピーディな販促活動が可能となるだけでなく、求めるデザインに対する意思疎通も早くなります。さらに自社スタッフで行うためコストが抑制でき、人材育成にもつながるなど、多くのメリットが生まれることが分かりました。
 このように、自分がデザイン業務を担当させていただくことはトレーナー以外の面でも貢献できるため、大きなやりがいにつながっています。

▼直面した課題や困難

 パーソナルトレーニングセッションと店舗運営などの現場業務に加え、デザイン業務を行っているのでそれぞれのタスクを管理し両立させることがとても大変でした。一方に集中すると一方がおろそかになってしまい、ミスをしてしまうことがありました。その度に同じように様々な業務を抱えている同僚や先輩から、タスク管理について教わったり、時にはサポートをしてもらうことで、うまく両立ができるようになりました。
 フィットベイトはほとんどの社員がマルチに様々な仕事を行っているためトレーナースキルだけではなく、ビジネススキルも学び、活かすことができるのが特徴だと感じています。

▼達成した成果や学び

 自分が制作したチラシやポスターで実際に店舗の入会数やパーソナルトレーニングの申し込み数が増えると、とてもやりがいを感じています。トレーナーとしてどのような施策を打ち出せばいいかを考え、それを広告物に落とし込むということは他のスタッフにはないスキルだと思い、誇りをもって取り組んでいます。仕事が重なってしまい業務時間の配分が難しいこともありますが、このチラシから「1人でも多くの方に興味を持ってもらえるように」と一つ一つ細部にこだわって作成をしています。実際に成果が出たときは、「次も頑張ろう!」と心から思えます。

PROJECT 03
ハイブリッド人材の育成(研修制度の再構築)

氏名 KOHEI
所属 ジム事業部

▼プロジェクトの背景、目的

 当社が求める人材は「ビジネスパーソナルトレーナー」や「ハイブリッドな人材」です。これはトレーナー・インストラクターとしてプロであるのはもちろんのこと、ビジネスマン・社会人としても1人前になろうという意味が込められています。また、時にはパーソナルトレーナー、時にはピラティスインストラクター等、今の言葉でいうと二刀流・三刀流といった複数のことをこなせる人材をハイブリッドと表現しています。
 ここが当社の最大の強みですが、一方では昨今、スタッフのいない24時間ジムやAI等を活用したジムが増え、人の活躍の場がどんどん減少傾向にあると感じています。また、スタッフがいるにも関わらず、ユーザーの期待を裏切るような人的サービスが増えているということも、耳にすることがあります。当社はこのような時代の流れに逆らい、当社が大切にする「ハイブリッド人材」の強みを、より強固な体制にしたいと考えています。スタッフにとっても、ユーザーにとっても唯一無二の存在になるために、人材の育成に力を入れようと考えたことが、プロジェクトの発端でした。

▼直面した課題や困難

 まずはパーソナルトレーナー研修の見直しを主としてプロジェクトを進めていきました。パーソナルトレーニングはお客様によって異なる目的があることはもちろん、体の特徴や癖、性格など個性がそれぞれあります。その個性に合わせて、トレーナーはお客様が目的を達成できるようにモチベーションを上げながらサービスを提供していかないといけないため、トレーナーとしての技量以外にも接客業としてのマナーやホスピタリティも備えることが重要です。
 研修ではこの部分の能力を高めることに苦労しました。トレーナーもそれぞれ個性がありますので、育成は一筋縄ではいかず、それぞれに合わせた伝え方や工夫が必要でした。ただ闇雲に育成しても研修担当者の技量によるところが大きくなるので、当社求めるトレーナーの条件を再定義し、その基準を満たすことができたら1人前のトレーナーとして現場に立てるという基準を定めました。研修をする側もされる側も求められる基準が明確になり、互いに取り組みやすくなりスムーズな育成がスムーズが可能となりました。

▼達成した成果や学び

 人材育成は永遠の課題ですが、スタッフの実力が着実に上っていることは数字にも現れています。毎月のように新しいスタッフが入社をしていますが、研修制度の見直しによって育成の仕組みを円滑に回すことができるようになり、今後も質の高いトレーナーをどんどん現場に送り出すことが可能になっています。
 まだまだ本プロジェクトの課題はあるものの、定義や基準を明確にすることでそこに向けたアクションを考案・実行すれば成果を出せるということを今回のプロジェクトで感じることができました。人材育成という正解はないようなプロジェクトでも手応えを感じることができたことで、自身のマネジメント力が1歩前進できたのではないかと感じています。